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『エスター』映画のあらすじ&感想/不気味な少女が最高にコワイ

2009年公開。原題:Orphan(孤児) いろんな意味で非常に上質なホラー映画だと思いました。エスターという9歳の少女がじわじわと不気味です。エスター (字幕版)

あらすじ

3人目の子供を死産したこた心の傷が癒えないケイトのために、夫のジョンは養子を迎えることを提案する。

孤児院でエスターと出会った夫妻は、少し変わったところがあるが年齢の割に落ち着いている彼女を気に入った。

一家のもとにやってきたエスターは最初は穏やかな日々を過ごしていたが、だんだんとその本性を現していく。

子供らしくないクラシックな服を馬鹿にしたクラスメートを怪我させたり、それを見ていた義妹のマックスを脅して黙らせる。

さらに孤児院のシスターが訪れ、エスターの書類に実は不備があり過去に居た孤児院の記録がそっくり無くなっていることを告げる。

それを知ったエスターは咄嗟にとんでもないことを画策する。シスターの車を止め、殺そうとしていたのだ・・。

感想と少しネタバレ

このとき13歳だったというエスターを演じた女優さんが、まさに名演技ともいうべき不気味さです。

ストーリーは、最初は誰もエスターの恐ろしさを信じないというもどかしい展開がホラー映画のセオリー通りですが、このくらいのもどかしさこそホラーの神髄。

あまりにも血みどろのシーンもなく、霊魂という非科学的な力も出てこない、サスペンス映画としても優秀な作品と言えるでしょう。

あまり目を隠さなくても大丈夫ですから、怖いものは好きだけど本当に怖いのはイヤという人におすすめです。


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