2010年 クロエ・グレース・モレッツの美少女ぶりがすごい。12歳の少年と少女の切ない恋愛と猟奇的なシーンの対比が不思議にかみあっています。
あらすじ
雪深い田舎町、母と2人で暮らすオーウェン(コディー・スミット=マクフィー)は学校でのいじめに悩んでいた。そんなある日隣に同じくらいの女の子アビー(クロエ・モリッツ・グレース)と父親(リチャード・ジェンキンス)が引っ越してきた。
孤独なオーウェンとアビーは自然に打ち解け、壁越しにモールス信号で会話したりした。どこか異質な感じもする美少女のアビー。彼女はなぜかいつも裸足だった。
そんなとき町では猟奇的な連続殺人事件が発生していた。そして死体はみな血を抜かれていた・・。
感想
ホラーとしてだけなら、よくある設定のお話かもしれません。ただそこに淡い恋愛と学校でのいじめが加わり、またオーウェン役のコディー・スミット=マクフィーの透明さも手伝って、「どうなるの?」感が高まります。
それに加えて、クロエ・グレース・モレッツの美しさ、可愛らしさ。12歳ぐらいの少女のかわいらしさの最上級と言えるでしょう。で、この少女がなんと・・という展開なので、面白くないわけがありません。
言うなれば、ソフトホラーでしょうか。怖さだけで言うとマイルドなのですが、ただそれを補う切ないストーリーが、やや間延びした展開のハザマを埋めてくれているような気がします。
何より、ラストシーンがホラーらしくなくていいです。明日の希望みたいなのがある終わりかた。こういう切ないホラーもあったんだ、と感心しました。