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『ザ・メニュー』映画のあらすじ&感想:思ったより普通の映画だった

2022年 レイフ・ファインズ主演 絶海の孤島のレストランって何か起きないわけが無いですね。ただ謎解きは無いので評価は分かれるかも。

あらすじ

有名シェフのジュリアン・スローヴィク(レイフ・ファインズ)が極上の料理をふるまい、なかなか予約が取れないことで知られる孤島のレストランにやってきたカップルのマーゴ(アニャ・テイラー=ジョイ)とタイラー(ニコラス・ホルト)。

目にも舌にも麗しい料理の数々にタイラーは感動しきりだったが、マーゴはふとしたことから違和感を覚え、それをきっかけに次第にレストランは不穏な空気に包まれていく。

レストランのメニューのひとつひとつには想定外のサプライズが添えられていたが、その裏に隠された秘密や、ミステリアスなスローヴィクの正体が徐々に明らかになっていく。映画.com

感想

おもしろいかおもしろくないかに分けるとしたら、断然おもしろい映画になるでしょう。

絶海の孤島にある予約が取れないレストラン。そこに集まった特権階級のお客たち。シェフは最高のもてなしを始めるが・・

このシチュエーションを聞いただけでもぞくぞくするし、きっとこうなるだろうなという
展開になり、そういう意味では期待通りのストーリーです。

古いミステリー小説を現代に置き換えたような匂いもぷんぷんさせて、レイフ・ファインズが楽しそうに演じていました。

ストーリーそのものはよくあるもので、過度に期待しないほうがいいのですが、残酷なシーンがあまりないので、娯楽サスペンスとして気軽に観ることができます。

なんといってもこの映画のみどころはアニャ・テイラー=ジョイ。

イギリス系、スペイン系の個性的な美人。あの疑念をもった瞳の動きは映画のすべてを支配したといってもいいでしょう。

出演しているどの映画をみても、主役よりも印象に残るのはアニャかもしれないです。

ニコラス・ホルトもいい仕事をしていました。いい男であることを笑いに変えるのは巧妙です。

映画って、観る前にどういう期待をするかで評価が変わってしまうと思います。

この作品は「流れを楽しもう」という姿勢で観るのが一番いいのではないでしょうか。