あのとき見逃した映画は名作だったかもしれない
新旧の映画の中から
名作を掘り起こすレビューサイト
SF

スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲/映画のあらすじ&感想/シリーズ最高傑作、と私は思います

1980年公開。「新たなる希望」から3年後を描いています。ハン・ソロとレイア姫が最高に魅力的だった作品と言えます。

あらすじ

デス・スターを反乱軍に破壊された帝国軍の反撃は熾烈を極めていた。帝国軍のダース・ベイダーはルークを探し出すため、星々にドロイドを放っていた。

そのころハン・ソロはもらった賞金を借金取りに払うために反乱軍を離れると言い、レイアは止めようとするがハン・ソロは旅立ってしまう。しかしルークが襲われて窮地に立っていると知ると救出に向かうのだった。

その後ルークはヨーダのもとでジェダイの修行を始める。厳しい修行に耐えるルーク。

一方ダース・ベイダーは皇帝ダーク・シディアスに、ルークを暗黒面に引き込むように命令されていた・・。




感想

私は、スターウォーズの全作品の中で、この帝国の逆襲が一番好きです。ハン・ソロが一番かっこいいときで、レイア姫ももっとも魅力があふれていた作品だからです。

実はふたりはしばらく付き合っていたと、キャリー・フィッシャーが生前告白しています。もしかしたら、この撮影の少し前ぐらいかなあと推測。

ふたりの心がうまくもつれあって、かけひきしている、恋人の表情が見え隠れ。このあと悲しいことにキャリーは薬物中毒に陥り、その後自伝を書いて映画化されたり、たいへんな人生だったようです。

「帝国の逆襲」は唯一最後が完結せず、ハン・ソロがダース・ベイダーによって冷凍されて終わります。この後の続きを見たいと、人々はどれだけ待たされたことでしょう。そういうこともスター・ウォーズの人気をさらに高めたに違いないと私は思っています。

宇宙の戦争を描いていながら、親子の愛、兄弟の愛、そして男女の愛を描いているスター・ウォーズ。それがこれまでのSFには無かった部分ではないでしょうか。

ハン・ソロが冷凍される寸前、レイアはようやく一言告白します。「愛しているわ・・」

ハン・ソロはいつもの調子で、それでもレイアの眼を熱く見ながら、「知っていたよ・・」と答えます。

このシーンに胸が熱くなり悶絶し、そして冷凍されるというショックなシーンで終わるという、この衝撃は今も忘れられません。

1作目の「新たなる希望」よりも予算が潤沢で、人手もあったのでしょう。いろいろ装備がきれいになっていました。例えばダース・ベイダーのかぶとみたいなヘルメット。前作よりも光り輝いて、どのシーンでも美しかった。

時代が進んでお金があると、いろいろと新しい設備になって綺麗になるのは当然ですが、ヘルメットを磨いて光り輝かせるというのは手作業ではなかったでしょうか。

こんな細かいディティールに凝ることこそが、優れた映画、みんなに支持される映画づくりの基礎だと思います。それは目に見えないようで、実は誰の目にもよく見えているのです。

ビークルモデル 015 スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン (スター・ウォーズ/帝国の逆襲) プラモデル


人気ブログランキング