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トゥモローランド/映画の感想&あらすじ/最後にじめじめ

2015年 ジョージ・クルーニーがスーツを着ない役で主演。相手役のブリット・ロバートソンはいい感じでした。
トゥモローランド (字幕版)

あらすじ

宇宙飛行士を夢見る、非常に要領がよくたくましい少女ケイシーは、ある日自分の荷物の中に、見知らぬ「T」の字がデフォルメされたピンバッジを見つける。そのバッジに触れると、広大な麦畑の向こうに、未来都市トゥモローランドが広がっていた。

地球よりもずっと文明の進んだ未来都市トゥモローランド。バッジの力が切れて、元の世界にもどたケイシーは、ネットでバッジが売られている店を検索する。しかしその店でケイシーは命を狙われる。間一髪で救ったのはAAと呼ばれるアンドロイドのアテナ。

彼女はケイシーをフランク・ウォーカー(ジョージ・クルーニー)のもとへ連れていく。

フランクはかつてトゥモローランドで科学者として活躍していたが、ある理由で追放され、またトゥモローランドが60日後に無くなる、という予知を聞いてすっかり悲観的になっていた。

だが、アテナは少女のケイシーが世界を救う最後の希望だと言う・・。


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感想

こんなに奇想天外なSFは、スターウォーズができる前の、何十年も前の感じです。そう、新しいのに古い映画を見ているみたい。火星人来襲!みたいな。でも逆に新鮮な印象はあります。

じゃあなぜいけないかと言うと、それはテンポが悪いこと。映画はテンポが大切ですけど、アメリカ映画でテンポが悪いのをあまり見たことがありませんでした。そこのところだけ日本映画みたいなのです。

日本映画は起承転結を発展させて、人間の深いところをえぐり、じめじめと、テンポは悪く、それでいて心に深くささる、というのが特徴なのですが、トゥモローランドはSFだし、じめじめしてはいけません。最後の最後にテンポを悪くしたことで、せっかくの作品が台無し。

ストーリーは良かったので、もったいないなあと言う感想でした。