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スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望/映画のあらすじ&感想/世界の映画界の新たなる幕開けでした

米国では1977年公開。ジョージ・ルーカス監督。日本では1年後の78年に公開されました。最初は「Star Wars」というタイトルでしたが、あまりにも人気が出てシリーズ化されることになったので、あとから副題がくっつきました。

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 (字幕版)

実は残念なことにスクリーンで見ていません。なんて惜しいことをしたのだろう、とずっと後悔しています。クラスの友達は結構見に行ってたのに・・

初めて見たのは1983年のテレビ放映でした。ところが映画の前にコントや曲の演奏があったりして、なかなか始まらずイライラしたのを覚えています。また、吹替を人気俳優さんがやりましたが、へたくそすぎて集中できませんでした。

その後ちゃんとした人が吹替直して放送されています。水島裕(ルーク)、島本須美(レイア姫)、村井国夫(ハン・ソロ)、鈴木瑞穂(ダース・ベイダー)の組み合わせがベストです!

今、Amzonプライムで見返してみても、この作品のおもしろさは色あせることは無いのだと確信できます。話の展開の早さ、テンポの良さ、特撮のすばらしさ、どこを取ってもこれまでには経験したことのないものでした。

米国のプレミア上映では評判が良くなかったと聞きましたが、「SFはB級だ」という先入観を持って映画を見ていた批評家の人たち、本当にサイアクですね。(友人のスピルバーグは絶賛したそうです)

しかし映画を見る若者たちには先入観はありませんでした。まったく新しい映画が誕生したことを、上映が始まるとすぐに確信したはずです。この作品と、スピルバーグの「未知との遭遇」以降、SFに対する人々の評価ががらっと変わりました。




あらすじ

遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。
銀河系を支配する銀河帝国。その圧政に苦しむ星々の反乱軍(レジスタンス)のスパイが、帝国軍の要塞デス・スターの設計図を盗み出すことに成功。(この話は「ローグ・ワン/スター・ウォーズストーリー」となりました)

反乱軍の指導者の1人、レイア姫は設計図をドロイドのR2-D2に託し、帝国軍のダース・ベイダーに捕まってしまう。

R2-D2は相棒のドロイドC3POとともに、砂漠の惑星タトゥィーンに到着。そこで農場の手伝いをしている青年、ルーク・スカイウォーカーに出会う。

ルークはR2に搭載されていたメッセージを、タトゥイーンに隠れ住んでいたオビワン・ケノービとともに目にする。そこには、ジェダイの騎士オビワンに助けを求めるレイア姫の姿が録画されていた。

オビワンはルークの父がかつて勇敢なジェダイの騎士だったこと、フォースというものの力について、またベイダーという弟子がフォースの暗黒面に落ちてしまったということなどをルークに話し、自分といっしょに旅立つことを誘うのだった・・。

感想

細部まで凝りに凝ってる、という印象のスター・ウォーズ第1作。音響にドルビー・ステレオを導入、編集もビデオでの電子編集、この作品のために立ち上げたSFX制作会社(ピクサーの母体)などなど、新しい歴史を作ったといえるでしょう。

監督・脚本・製作総指揮をつとめたジョージ・ルーカスは、予算の関係で細かいこともすべて自分でこなさなくてはならず、そのため疲れ切って入院してしまうほどだったそうです。

映画で得た収益はルーカスフィルムにつぎ込み、自身はいたって質素、と言われているようですが、スター・ウォーズは興行的に失敗すると思い込んでいたルーカスさん、「未知との遭遇」と収益歩合を交換しようとスピルバーグに持ち掛けています。

映画公開後、電話も無いハワイの別荘に居たルーカスのもとに「大ヒット」の知らせをもたらしたのは、その後今でもずっとスター・ウォーズの利益を得ている、親友のスピルバーグなのでありました。

デススターのプラモデル


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