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パシフィック・リム/映画のあらすじ&感想/好きな人には面白い

2013年 シェイプ・オブ・ウォーターのギレルモ・デル・トロ監督作品。怪獣とロボットが好きな人にはたまらないでしょう。
パシフィック・リム(字幕版)

あらすじ

太平洋グアム沖の深海に、異世界とつながる溝「ブリーチ」が出現した。あるときそこから「アックスヘッド」という怪獣が現れ、サンフランシスコの街を襲う。




米国陸海空軍がこれに立ち向かうが、怪獣は次々と出現し、太平洋沿岸に襲い掛かる。沿岸諸国はこれに立ち向かう巨人兵器「イェーガー」を発明し、怪獣を撃退した。しかし怪獣の出現のスピードは増すばかりだった。

イェーガー「ジプシー・デンジャー」のパイロットであるローリー(チャーリー・ハナム)は、兄とともに戦いに参加していた。

しかしあるとき怪獣「ナイフヘッド」に襲われ兄は戦死する。なんとか1人で「ナイフヘッド」を撃退したものの、その後ローリーは引退する。

環太平洋防衛軍の司令官ペントコスト(イドリス・エルバ)は、あるときローリーを迎えに来る。「ブリーチ」を破壊する計画への協力を要請するためだ。

そしてローリーは「ジプシー・デンジャー」の修復やパイロットの選定担当の森マコ(菊地凛子)と出会う。マコは戦闘能力も高かったが、過去のトラウマのせいでイェーガーへの搭乗を止められていた。

感想

まさに日本のロボットアニメをきれいな画面で映画化したようなものです。しかし本当に精巧にできていて感動もの。

また武器やロボット(いやイェガー)のフォルムも、ガンダムとかマジンガーZそのもの。しかも堂々と真似していて、オマージュという範疇ではないぐらい。デル・トロ監督は日本の怪獣・ロボットが大好きなんですね。

私も子供のころから男の子が見るアニメや特撮ものが大好きでした。まさかこんなきれいな画面でロボットと怪獣の戦いが見られるとは思ってもみませんでした。

森マコの黒い瞳は、アニメのどこかのシーンで見たヒロインの表情を再現しているようです。

セリザワ・スケール5の怪獣が最後に登場します。ゴジラの芹沢博士がこんなところで伝説になっているとは。セリザワ・スケールは怪獣の強さと凄さの物差しです。

そして、パシフィック・リムを紹介したWikipediaの文章の長いこと。怪獣とイェガーの種類と特徴が全部書かれています。世の中にこんなに怪獣とロボが好きな人がいるなんて、そのことに本当に感動します。

映画については、好きな人は面白いと思います。私はもちろん、面白かったです。