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『リバー・ランズ・スルー・イット』映画のあらすじと感想/いつまでも心に残る川の流れ

1992年 ロバート・レッドフォード監督。まだ少年のようなブラッド・ピットがみずみずしい。でもこのときすでに大スターの風格もありました。

あらすじ

20世紀初頭のモンタナの壮大な自然を背景に、フライ・フィッシングを通して交流する家族の絆とそれぞれの葛藤を描く。

厳格な牧師の家庭で育てられた、真面目な兄ノーマンと自由奔放な弟ポール(ブラッド・ピット)。

父に習ったフライ・フィッシングで結ばれる2人は、やがてそれぞれの道を歩み始めるが……。映画.com

感想

美しいモンタナの風景。流れる川の描写は、観ているものに癒しを与えてくれます。

A River Runs Through Itとはどういう意味か。いろんな解説がなされていますが、これは1人1人の捉え方いいのではないかと思います。

私の感じでは、「川は流れに沿って流れる」 あたりまえのことですが、人生とは川のように人の生き方とともにそれなりに流れて行くのだ・・と私には伝わりました。

ところでこの作品。実に素晴らしい作品で、ときどき観たくなるのですが、今はAmazon Primeでは観ることができません。残念。

正反対の性格の兄弟が、大人になってフライ・フィッシングをするシーン。破天荒な弟がそれでも兄と一緒に川辺で竿を操っているとまるで子供のよう。

このシーンが久しぶりに観たくてPrimeを探したけどがっかり。だけどその川の流れは最初にこの映画を観た時から、変わらず脳裏には残っています。

静かに、川の流れのように過ぎて行く物語は、自然に観る人を癒しながら深い感動へといざなっていきます。