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『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』映画のあらすじ&感想

2014年 ダイアン・キートンとモーガン・フリーマンが夫婦役で共演。ニューヨークで眺めのいい部屋に住むことができるなんて夢のような話ですが。

あらすじ

ニューヨーク ブルックリンで暮らすルース(ダイアン・キートン)とアレックス(モーガン・フリーマン)夫妻。彼らは5階の眺めのいい部屋に住んでいた。

しかしエレベータが無いことで、5階まで階段を登るのがだんだん負担になり、部屋を売りに出すことになる。

今日はその内覧会なのだが、アレックスはあまり乗り気ではなかった。

そんなとき近くでテロ騒動が起き、また家の中では愛犬が急病になってしまう・・。

感想

長年住み慣れた部屋を売りに出すことになり、さまざまな思い出が蘇るアレックス。しかしルースのほうはどんどん先走ってしまう。このあたりは男性と女性のちがいでしょうか。

芸達者なふたりの演技は、何気ないセリフでもどんどん引き込まれてしまいます。何十年とこの部屋で一緒に過ごしてきた2人の会話からは、お互いを想い合っている夫婦の気持ちがこぼれてきます。

ストーリーは一言で言ってしまえば単純なお話。それでも観終わったときには、何かがこころに残るのをはっきり感じました。

そうだ、私も・・と明日への一歩を踏み出す勇気をもらったような。

こういうシンプルな作品ほど、実はていねいに作られていて、様々なメッセージを含んでいるものです。このことは映画あるあるです。

それからもうひとつのあるあるは、宣伝に迷わされず、直感で選ぶことです。でもそれが一番難しいことです。

こんなふうに自分にとっての最高の映画探しが続きます・・。