あのとき見逃した映画は名作だったかもしれない
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『ダウントン・アビー』映画のあらすじ&感想/テレビドラマ見てなくても大丈夫

2019年公開。イギリス・アメリカ合作。ドラマシリーズを見ていなかったので・・と敬遠する必要はないとわかりました。手早くキャストの特徴を紹介し、逸話をばらまき、最後は無事解決するうまい作りになっています。

あらすじ

1927年 その日ダウントン・アビーに届いた王室からの手紙で、伯爵をはじめ一家の人々、その使用人たちにも驚きが走った。国王と王妃が行幸の途中で訪問するというのだ。

それぞれが何かの問題を抱えながら、国王を迎える準備が進む。

やがて王室の側近たちが先乗りしてくる。国王が滞在中は国王の側近が執事を務め、料理も国王の料理人がスタッフも材料も持ち込み行うため、使用人たちは何もしなくて良いと言われ、全員が腹を立てるのだった。

特に執事のバローは舞い上がり仕事が手に付かない。長女のメアリー(ミシェル・ドッカリー)は見かねて、引退していた元執事のカーソンに助けを求める・・。

感想

伯爵や執事の話、としか知りませんでしたが、このテレビシリーズはシーズン6まであり、イギリスではもちろん、日本でも人気を博したようです。

NHKでずっとやってましたが、見逃してしまっていました。

しかし心配する必要は無し。何も知らずに見ても十分理解できるようにできています。絢爛豪華な上流社会の人々の悩み、その使用人たちの様々な事情、ほとんどの人が善人であるというところもすべて、いい気持ちになれる映画だと思いました。

大きな事件、小さな出来事がからみあい、最後は一件落着となるストーリーは、昔の日本のドラマでも多くあった気がします。

映画として何がしかのテーマを投げかけていたかと言えば、それは無かった気がしますが、これはこれで楽しめる娯楽作品であり、休日の午後の時間にぴったりだと思いました。