2023年 とうとうインディアナ・ジョーンズが帰ってきました。ちゃんとハリソン・フォードで! お帰りなさい、そしてありがとう。
あらすじ
考古学者で冒険家のインディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)の前にヘレナという女性が現れ、インディが若き日に発見した伝説の秘宝「運命のダイヤル」の話を持ち掛ける。
それは人類の歴史を変える力を持つとされる究極の秘宝であり、その「運命のダイヤル」を巡ってインディは、因縁の宿敵である元ナチスの科学者フォラー(マッツ・ミケルセン)を相手に、全世界を股にかけた争奪戦を繰り広げることとなる。映画com.
感想
80歳のインディ・ジョーンズってどうなんだろう。まだやるの?って心配になりつつも、新作がようやくできたんだというワクワク感も同時にありました。試写会を観て「良かった」という感想が多かったので、よしよしと思い公開翌日に劇場へ。
当然CGや吹き替えなどいろんな工夫がされていました。それだけではなくハリソン・フォードの年齢を感じさせない体の動きと、何といっても演技に勢いがありました。老練という言葉もありますが、ちょっと違う。「元気」なのです。
内容は思ったよりアクティブで、ずっと命がけの追いかけっこをしている感じ。終始ジェットコースターです。
世界をまたにかけた壮大な物語なのですが、もっと小休止があっても良かったし、もうすこしヒューマンドラマの部分で工夫が欲しかったというところもありますが、それでも154分があっという間に感じます。面白かったです。
インディ・ジョーンズへの思い入れは人によって違うのでしょうが、私にとっては青春時代の映画でした。
エンドロールでレイダース・マーチが流れると、鳥肌とともになんだか涙が。理由はよくわからないけど体が反応したようです。
こんなふうにインディ・ジョーンズで元気になる中高年の方も多いことでしょう。80歳の考古学者が信じられない活躍をするのです。こちらもアドレナリンが出る気がします。
なんだか毎日疲れるな、年のせいかな、と落ち込んでる人、これ観たら少し良くなりますよ。そういう力が娯楽映画にはあるのだと思います。
ところでラストシーンのネタバレを1つ。
インディは最後に、洗濯して干してあった帽子を引き寄せ、そこで画面が暗転します。また冒険に出発するつもりだ、と思わせる終わり方。この続きがあるのか?と私たちに夢を残して行ってくれました。夢じゃないといいな。