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『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』映画のあらすじ&感想:スピルバーグの永遠の名作

1984年 スティーブン・スピルバーグ監督、ジョージ・ルーカス原案&製作総指揮、ハリソン・フォード主演によるアドベンチャー映画の金字塔です。

あらすじ

上海のナイトクラブでマフィアとトラブルになったインディ(ハリソン・フォード)は、クラブの歌姫ウィリー(ケイト・キャプショー)と現地の少年ショーティ(キー・ホイ・クワン)を連れて逃亡するが、飛行機が墜落しインドの山奥に不時着してしまう。

寂れた村に辿り着いた彼らは、この村の子どもたちが邪教集団にさらわれ、村の秘宝「サンカラストーン」も奪われたことを知る。奪還を依頼されたインディたちは、邪教集団の根城であるパンコット宮殿へと向かう。映画.com

感想

スティーブン・スピルバーグ監督の代表作は何かと考えたとき、あまりにも作品が多すぎて困ってしまうのですが・・

そんな中で私は、この作品こそが代表作ではないかと思っています。

このスピード感、魔宮のおどろおどろしさ、気味が悪い描写とスカッとする場面が交互に用意される。

さらにハリソン・フォードの若々しい男盛りの魅力も相まって、作品の勢いというものを感じます。

それまでの冒険映画の概念をかえたと言ってもいい作品のひとつだと私は思います。

ただし今観ると、「なぜか主人公たちに弾が当たらない」ことや、「女性はひどい怪我をしない」というあるあるも随所に・・

勧善懲悪のこの作品に流れる、ワクワクする空気。やっぱり時代を感じてしまいますが、展開の早さできっと忘れることができます。

さてこの作品、舞台は中国からインドの山奥。インディーの相棒の少年が大活躍をします。この少年こそキー・ホイ・クァン。

アカデミー作品賞を受賞した「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」で助演男優賞を獲得しています。

インディー・ジョーンズでも実にいい仕事をしていましたが、エブエブでも彼の存在はとても大きかったと感じています。

(アカデミー作品賞のプレゼンターのハリソン・フォードと抱き合うシーンがとても感動的。ちょっと出来すぎなくらいに。)

さてこのインディ・ジョーンズ。原案・制作ジョージ・ルーカス、監督スピルバーグというこれまたワクワクする2人によるシリーズで、

全部で4作(2023年に5作目が公開)ですが、その中でももっとも質が高いのがこの「魔宮の伝説」と言えるでしょう。

主演俳優、監督がもっとも脂がのった時期の、ほんとうに「楽しい」作品です。

あと余談ですが、悪人のモラ・ラムはスターウォーズのダースモールに似てる。落ちていくシーンまでそっくりだと気づきました。

何十年と映画を観ているけど今になって気づくことあるんですねえ。