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『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』映画のあらすじ&感想

2011年 J・J・エイブラムスが製作に名を連ね、スピーディーでスケールも大きく、抜群に面白い作品となっています。M:Iシリーズの中でどれか一つ観るとしたら、私はこの作品を推します。

洒落たオープニングから結末まで、すみずみまで気を配られているのと、何と言ってもまだトム・クルーズが若い。

あらすじ

アメリカのIMF(不可能作戦部隊Iのエージェントが、あるファイルを奪う任務に失敗し、別組織の女殺し屋に殺害された。「コバルト」という人物に渡るはずのファイルだった。

IMFのメンバーは、妻を殺され仕返しをしたため投獄されていたイーサン・ハント(トム・クルーズ)を脱獄させ、ミッションに加える。

「コバルト」の正体を掴むためにロシアのクレムリンに潜入したイーサンだったが、すでに目的のファイルは奪われており、痕跡を消すために敵はクレムリンを大きく爆破させた。

ロシアの諜報員には爆破テロの首謀者とみなされ追われるイーサン。しかもロシア政府もクレムリン爆破をアメリカの謀略だと疑っているため、アメリカ政府は「ゴースト・プロトコル」を発動し、IMFを解体させてしまった。

だがそれでもミッションを遂行するようにと、イーサンの前に現れたIMF長官はイーサンに告げるが、直後にロシアの諜報員たちの襲撃に会い、長官は死亡、イーサンは長官と同行していたウイリアム(ジェレミー・レナー)とともになんとか逃げ出す。

そしてイーサンたちはどこにも所属しない存在のまま、超困難なミッションに挑んでいくしかなかった・・。

感想

まさに、最初から最後まで見せ場だらけのM:I 4。ジェットコースタームービーというジャンルがあるとしたら、その代表格と言える作品です。

トムがまだ青年の香りを残した魅力あふれるときで、ジェレミー・レナーの男の色気と優劣争っている感じ。

導火線をアレンジしたオープニングタイトルのしびれるような始まりのあと、すぐに本題に入っていくスピード感はもう瞬きもできないほど。

クレムリンは爆破するし、長官は殺すし、いろんな国へポンと行くし。人間がアニメをやってるような感じになってる。トムがまた「ありえない」アクションをやっちゃうし。

公開からずいぶん経っていますが、トムの脂ののったエージェントぶりはこの作品がピカイチだと思いますので、やっぱり観るならこれです。

疲れた頭を癒したい夜や、明日の仕事のことを考えたくない日曜の昼下がりに、ちょうどおすすめの作品ではないでしょうか。