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『ブリジット・ジョーンズの日記』映画のあらすじ&感想

2001年 レネー・ゼルウィガー主演。19世紀の小説「高慢と偏見」をベースにした小説の映画化です。当時の独身女性に圧倒的に支持され大ヒットを記録しました。

あらすじ

32歳独身のブリジットは、彼氏なし、これといって特技も無し、タバコをふかし、ぽっちゃりした体形なのにパクパク食べてしまう生活を送っていた。

新年に実家に帰省してパーティに参加し、そこで幼馴染のマーク・ダーシー(コリン・ファース)と出会う。トナカイ柄の変なセーターを来ていた彼の第一印象は最悪で、マークのほうも怠惰なブリジットを軽蔑するのだった。

都会に戻ったブリジットは今年こそ何とかしようと決意する。まずはイケてる彼氏をゲットするために、会社のイケメン上司のダニエル(ヒュー・グラント)にモーションをかける。

会社のパーティでダニエルと親密になることに成功し、二人は付き合い始める。しかしダニエルはブリジットが本当に愛すべき人物なのか・・。

感想

この映画はイギリスが舞台の、都会的な恋愛模様を描いていて、おしゃれな映画の代名詞とも言える存在となりました。

いま改めてみてみると、レネー・ゼルウィガーとヒュー・グラントの演技が光っていたな、と思います。まだ若いコリン・ファースのボクトツな2枚目も新鮮です。

何より流れが面白い。ロマンチックコメディはこうあるべき、という安定の展開で飽きさせません。

ただしちょっと気になるのは、「30代で彼氏なしの女性」をクローズアップしてるところ。だから何なの?と思わなくもないです。これは時代の流れなのでしょう。2001年にはまだ女性は20代で結婚するのが常識だったということですね。

トレンディなドラマというのは、時代が過ぎてから見ると、背景が色褪せるのは仕方ないのでしょう。

レネーは約20年後、ジュディ・ガーランドを演じてアカデミー賞を取ります。

ブリジットを演じるときは、続編を含めてかなり増量して臨んだとか。

このような役への取り組み、そして生き生きとした演技からも、大女優になる人だったな、という片鱗が見える作品だと思いました。