あのとき見逃した映画は名作だったかもしれない
新旧の映画の中から
名作を掘り起こすレビューサイト
実話

『42 〜世界を変えた男〜』映画のあらすじ&感想/大リーグのジャッキー・ロビンソンデーの人

2013年 チャドウィック・ボーズマン主演。だけどハリソン・フォードが目立っています。

あらすじ

1947年、ブルックリン・ドジャースのGMだったリッキーは周囲の反対を押し切り、ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)とメジャー契約を結ぶ。

2人はファンやマスコミ、チームメイトからも誹謗中傷を浴びせられるが、自制心を貫き通し、プレーに徹するロビンソンの姿勢に、次第に周囲の人々の心もひとつになっていく。映画com.

感想

アフリカ系有色人種初のメジャーリーガーであり、野球界においては英雄として尊敬されているジャッキー・ロビンソン。

その背番号「42」はアメリカ・カナダすべてのリーグで永久欠番となっています。

チャドウィック・ボーズマンはこの作品で初めての主役を務め、演技を絶賛されました。

ただこの映画で輝いていたのはハリソン・フォード。球団オーナーのブランチ・リッキーの老獪ぶりを生き生きと演じています。彼は演技がうまかったんだなと改めて知りました。

4月のジャッキー・ロビンソンデーには、全メジャーリーガーが同じ背番号42を付けてプレイします。

これは、ジャッキーが野球選手としてだけでなく、人間としての振る舞いがいかに尊敬されるものであったかを示していると思います。

1947年。白人以外は人間扱いされていなかったアメリカ。その後公民権運動が盛り上がり、公民権運動(ウィキペディア)

有色人種に対する待遇が少しづつ改善していきました。まだまだ完全ではないのでしょうが。

この映画は、そんな時代にメジャーリーグの歴史をかえた大人物の物語ですが、かなり小さくまとめていることであまりジャッキーの偉大さが伝わらないのがもどかしいです。

いろいろありすぎて、言い尽くせないので絞り込んだ結果かな、とは思いますが。

さてそのジャッキーを演じたチャドウィック・ボーズマンは癌のため43歳でこの世を去りました。

その日は奇しくも、コロナでずれた(本来は4月)ジャッキー・ロビンソンデーである8月28日だったそうです。