2010年アメリカ映画。 デビット・フィンチャー監督。Facebookの創設者、マーク・ザッカーバーグらを描いています。
ソーシャル・ネットワーク (字幕版)
あらすじ
ハーバード大学2年生のマーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、ボストン大学に通う恋人と、ハーバード大のファイナル・クラブ(1種の秘密結社)について話しているうちに口論になり、「あんたがモテないのは、性格が最低だからよ」と言われてフラれる。
腹いせに女の子の顔の格付けサイトを立ち上げたところ、アクセスが集中して大学のサーバーがダウンしてしまう。
大学からは呼び出され、半年の保護観察処分になり、全女子学生からは嫌われ者になる。
そんなときマークに近づいてきたエリート学生たちの頼みで、学生専用のコミュニティサイトを立ち上げることに。
しかしそのアイデアに感心したマークは、彼らを無視して、勝手にソーシャル・ネットワーキングサイトを立ち上げ、2人に激怒される。
このサイトこそ、のちの「Facebook」の始まりだった。
感想
主人公の2人は評論家に絶賛されました。特にマークを演じたジェシー・アイゼンバーグは秀逸でした。友達のエドゥアルド役のアンドリュー・ガーフィールドもとても良かったです。
脚本のアーロン・ソーキンはこの作品で、アカデミー脚本賞を受賞しました。その後「スティーブ・ジョブズ」の脚本を書き、2018年公開の「モリーズ・ゲーム」の脚本・監督をしました。事実に基づく作品を得意とするようです。
マーク・ザッカーバーグ。おたくとか天才とか言われる人です。ハーバード大学でも極めて優秀な生徒だったもよう。同時にどうやら変人であったようで、そのことで恋人も去り、友人関係にも亀裂が入って訴えられたりします。
そんなこんながあったとしても、でもマーク・ザッカーバーグしかFacebookを成功させられなかったであろうことは、明らかであります。
映画は訴訟問題が核になっているのに、青春映画のように展開し、最後はマークが、去っていった恋人に「友達申請」するところで終わります。
しかしどうやら事実を基にした創作であるらしく、巨額の利益が動く世界の話ですので、ほんとうはこのようなきれい事では無いようです。
ただ、現実に一番の友達だった人は、戻ってきます。これは事実ですので、友情は元に戻ったようですね。
このおもしろい脚本ができたのは、このようなすごい人物がいるからこそです。事実ほどすごいものはありませんね。