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『モリーズ・ゲーム』映画のあらすじ&感想/かなりおすすめ

2017年 ソーシャル・ネットワークのアーロン・ソーキン監督、脚本。これが監督デビュー作です。この映画が巷のサイト評価で星3.5ぐらいなのが腑に落ちません。
モリーズ・ゲーム(字幕版)

あらすじ

スキーでオリンピックをめざしていたモリーだったが、怪我で夢破れてしまった。

あることがきっかけでまったく違った世界、ポーカーゲームの運営を手伝うことに。

ポーカーは全くの初心者だったが、もともと大学では法学部主席の秀才だったモリーは、パソコンでデータ管理をし、客のあしらいも上手く、ゲームの運営の才覚があった。

その後LAからニューヨークに進出し、多額の財を成したモリーだったが、FBIに逮捕されてしまうことになる・・。

感想

これは俳優さんたちの実力で面白くした映画と言っていいでしょう。

立役者は主演のジェシカ・チャスティン(インターステラーで娘役)はもちろんですが、重要な役どころの弁護士のイドリス・エルバの熱演、父親役のケビン・コスナーの渋い存在感も大きな役割を果たしました。

イドリス・エルバはあのパシフィック・リムの司令官の人です。登場シーンでいかにも敏腕で善良な弁護士とわかる演技は素晴らしかったです。

プレイヤーⅩという名前でハリウッドの有名俳優とされる人が登場し、重要な役どころとなります。この人がレオナルド・デカプリオだとか、ベン・アフレックだとか言われていますが、実際には一人ではなく何人かを合成しているようです。

こういうゴージャスな世界を描かせると、ハリウッド映画は生き生きしています。反対に最悪なひとの生活を描くことは、日本映画の得意分野かなと思います。

遠くニューヨーク・ロサンゼルスのどこかで、こんな夢の世界が繰り広げられている、というのを千何百円で垣間見れるって、それだけで映画ってすごくないですか。

短い時間で気軽に虚構の世界に浸るのも、小さな幸せです。