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実話

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書/映画のあらすじ&感想

ペンタゴン・ペーパーズとは、ベトナム戦争の政策決定の非公開の47巻からなる政府報告書です。 連邦政府は当初「20万人規模の軍隊が必要」という分析を国民に隠していましたが、この報告書の中でベトナム戦争が泥沼化していく過程があきらかにされています。その内容が紙面で公開されていくと、米国市民の政府への不信感はどんどん強まっていきました。 ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 (字幕版)

あらすじ

ニクソン大統領政権下の71年、ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をニューヨーク・タイムズがスクープし、政府の欺瞞が明らかにされる。 ライバル紙でもあるワシントン・ポスト紙は、亡き夫に代わり発行人・社主に就任していた女性キャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)のもと、編集主幹のベン・ブラッドリーらが文書の入手に奔走。なんとか文書を手に入れることに成功するが、ニクソン政権は記事を書いたニューヨーク・タイムズの差し止めを要求。新たに記事を掲載すれば、ワシントン・ポストも同じ目にあうことが危惧された。 記事の掲載を巡り会社の経営陣とブラッドリー(トム・ハンクス)ら記者たちの意見は対立し、キャサリンは経営か報道の自由かの間で難しい判断を迫られる。

感想

映画は文書の公開に踏み切った、ワシントン・ポスト紙を中心に描かれています。はじめは文書の執筆者がコピーを作成し、ニューヨーク・タイムズが入手しました。しかしニクソン大統領は記事の差し止め命令の訴訟を起こし、結局タイムズは記事の掲載を中断します。 地方紙に過ぎなかったワシントン・ポストは、株式上場も重なり、大事な時期でしたが、 オーナーのキャサリン・グレアム(メリル・ストリープ)は決断します。70年代の男性社会の中、女性のオーナーとして軽んじられながらも、キャサリンは父から受け継いだ新聞社のオーナーとしての誇りを持っていました。 「・・やりましょう」 この決断の結果、ワシントン・ポストは国際的な名声を得ます。 ペンタゴン・ペーパーズは全米を揺るがし、 その後ウォーターゲート事件へと繋がっていきます・・ メリル・ストリープはやっぱりすごく上手い。だけどちょっと年をとったかな。 トム・ハンクスも若い役をがんばってるけど、なんとなく馴染んでない気がする。 なぜ、ノミネートだけで受賞はならなかったのか、それは、あまりにも大俳優を主役にしてしまったから。そのせいで映画としてのバランスが少しおかしくなってるから。きっと誰も言わないだろうから、ちょっと言ってみました。 もっと、この映画は、良くなったはずですよ、スピルバーグ監督。