2004年 監督:M・ナイト・シャマラン ホアキン・ファニックス、エイドリアン・ブロディ、ウイリアム・ハートなどそうそうたるメンバーの中で堂々と主役を張ったプライス・ダラス・ハワードがめちゃくちゃきれい。ロン・ハワード監督の娘さんです。
あらすじ
1897年、米ペンシルバニアの小さな村。村の周囲を取り囲む森には恐ろしい存在がいるため、村人が森に入ることはタブーとされていた。
だが、村で皮を剥いだ動物の死骸が発見され、誰かがタブーを破ったのではないかという疑惑が持ち上がる。映画com.
感想
これぞシャマラン監督、というどんでん返しは健在。途中からちょっと想像がつく部分もありますが、それでもストーリー自体に動きがあるために、観客は「どうかどんでん返しであってくれ」と願ってしまいます。
若い頃のホアキン・フェニックスが心優しい青年を演じていて不思議な感じも。エイドリアン・ブロディは演りたいように演っています。
シガニー・ウィーバー、ブレンダン・グリーソンが脇役ながらいい仕事を。ウィリアム・ハートの取りまとめ役が映画をちゃんと正しく進行させ、正統派のサスペンスの匂いも残しつつ、シャマラン色が随所におどろしさを醸し出しています。
美しい村を舞台にしたことで、情緒ある作品となった本作品。残念ながら物語が何かに似ている、と評されています。
ただしそれを知らない我々には十分に楽しめると思います。何もすることがない夜に、一度鑑賞をお勧めします。