2020年 ジェラルド・バトラー主演。ハラハラドキドキ手に汗。
あらすじ
突如現れた彗星の破片が隕石となり地球に衝突した。さらなる巨大隕石による世界崩壊まで残り48時間に迫る中、政府に選ばれた人々の避難が始まる。
建築技師の能力を見込まれたジョン・ギャリティ(ジェラルド・バトラー)、そして妻のアリソンと息子のネイサンも避難所を目指して輸送機に駆けつけた。しかし、ネイサンの持病により受け入れを拒否され、家族は離れ離れになってしまう。
人々がパニックに陥り、無法地帯と化していく中、生き残る道を探すギャリティ一家が目にしたのは、非常事態下での人間の善と悪だった。映画com
感想
題からもキャストからも、あまり期待しないで観始めたのですが、なんとまあ次から次へと大変なことが起こり、手に汗握るわ握るわの、ハラハラ度満点の作品でありました。
そもそもジェラルド・バトラーと言えば、限りなく大変なトラブルを強じんな肉体と精神力で打破するという役どころが持ち味。
いつそういうシーンになるのか、と思っていたら、最初は普通の人でもだんだんとパワーあふれる人になっていきます。
ストーリーは隕石によって地球が壊滅するかもしれない中で、生き残るために様々なトラブルに会いながらもがんばる家族が描かれます。
この、家族が主役というところがミソ。コロナ禍でどのように家族が災難を回避して生き残れるのか、というテーマに繋がります。
そして場面の展開が早いことで、一度手に汗をかいたあと乾かぬうちに次の汗が出る感じでした。
この調子で最大のクライマックスである、一番大きい隕石が衝突するシーンもさぞや凄いものになるか、とぐっと手を握っていたら・・
ああ、せっかくここまで盛り上げてきたというのに、とがっかりしたのは私だけではないでしょう。
映画ってほんとうに難しいもので、9割成功していたのに、大切な部分で手を抜いたらそれまでの9割が水の泡になってしまう。
名画と呼ばれる映画のほとんどはクライマックスの着地点の成功によって名画となっていると、私は思います。
それまでがほんとうによくできていたので、なんだかすごく惜しい!作品でありました。