2011年 スティーブン・ソダーバーグ監督。9年後のコロナウイルスの感染拡大を予言したかのようだと言われた内容。確かによく似ていますが、現実と映画は区別しなければなりません。
あらすじ
香港に出張中だったベス(グウィネス・パルトロー)はミネアポリスの自宅に戻ったあと高熱を出し痙攣を起こす。病院に運ばれるが命を落としてしまい、息子のクラークも同じ症状で亡くなった。夫のミッチ(マット・デイモン)は隔離されるが、感染してはいなかった。
その後日本をはじめ世界各地で同様の症状で亡くなる患者が続出。CDC(疾病予防管理センター)のチーヴァー博士(ローレンス・フォッシュバーン)はミアーズ医師(ケイト・ウインスレット)をミネアポリスに派遣する。ミアーズは流行の発生源がベスだということを突き止めたが、感染拡大防止の措置については地元の協力が得られないままだった。
CDCはウイルスがコウモリと豚に由来することを突き止め、ワクチンが開発されることに。
ブロガーのアラン(ジュード・ロウ)はアクセス数を伸ばすために、ワクチンについてのデマを拡散していた。仮病を使ってうその特効薬の噂を広め、人々の不安をさらに煽り、街では略奪が起きていく。
世界中の人々が、ワクチンができる日を待ち望んでいるのだった・・。
感想
この映画は、SARSや豚インフルエンザから連想して作られたと思いますが、2020年のコロナウイルス感染拡大をまるで予測したかのような内容になっています。
ただ、現実世界では指導者たちはもっと余裕なく必死です。たいへんな日々が続きました。人々は、我慢強く冷静に対応していたと思います。
そして物語のように、見事にワクチンができました。人類はコロナウイルスに打ち勝ったと言えるかもしれません。
ただ今後、このように突発的に全く新しい感染症が発生する可能性がなくなったわけではありません。
もうそういうことが起きることが無いことを心から願うばかりです。