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SF

『ジュピター』映画のあらすじ&感想

2015年 ウォシャウスキーきょうだい脚本・監督。1億ドル以上の製作費をかけたSF超大作らしいです。

あらすじ

シカゴで清掃員として働くジュピター(ミラ・クニス)は毎日の生活に疲れ切っていた。

幼いころに強盗に殺された天文学者の父が持っていた同じ望遠鏡を、何とか落札したいと思っている。

金を得るために卵子の提供を決意するが、病院で突然異星人に襲われ命を狙われる。

そこに助けに現れたのはやはり異星人のケイン(チャニング・テイタム)。

ジュピターは実は宇宙を支配している一族の女王の生まれ変わりと言うのだ・・。

感想

昔のSFを見ているような冒険活劇ですが、CGがとてつもなくすごい。なにせ1億ドルですから。

だけどそんな必要あるのか?というドヒャッなストーリーなので、そのためこの映画は大コケしました。

せっかくのウォシャウスキーきょうだいですが、マトリックスのようなワクワク感はだいぶ薄れています。

それでも私はSFが好きなので、エディ・レッドメインの怪演も含めてきらいな映画ではありません。何か鬱々としたものがあるとき、気分転換にお菓子を食べながら観る映画としてはまあまあではないかと。

こういう映画を観てつくづく思うことは、いくら大物でも、人々の心を動かすような作品は、そうそう作れるものではないなということです。