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『スペース・カウボーイ』映画のあらすじ&感想/おじいさんたちの活躍

「運び屋」が良かったので、昔のもう少し若いイーストウッドが見たいと思い、これなら少しは若いかな、と選んだのがこれ。2000年の作品ですが、若いと言ってもやっぱりおじいさんでした。
スペース カウボーイ(字幕版)

あらすじ

フランクはアメリカ空軍のメンバーとして宇宙に行く最初の人になるはずだった。しかし新設されたNASAが選んだのはチンパンジーだった。以後、第一線を退いたフランクは技術者として職務を全うし、今は妻とのんびり過ごしている。

しかしあるときロシアの通信衛星が故障し、その軌道システムがフランクが開発した物だと判明。しかも放っておくと地球に落下し甚大な被害となるというロシア側の申し出に、通信衛星の修理にフランクにかかわるようNASAが働きかける。

しかしフランクは協力する条件として、昔の空軍メンバーを集めて自分たちを宇宙に行かせるようにと迫る。NASAとロシアにはその条件をのんでまでも修理しなくてはならない理由があった・・。

感想

非常に楽しい映画、と言っていいでしょう。テンポが良く笑えるところもあり、最後は泣けて、娯楽映画の決定版です。

楽しい映画で、特撮も素晴らしいし、ストーリーもまあ良いのですが、なんとなくB級映画っぽい感が否めません。

フランクのチームのおじいさんたち以外、話の分かる若い男がいないからかな?1人ぐらいNASAの飛行士で話も分かり仕事ができる人物を設定しておくことで、もう少し奥行きが出たように思います。

しかし最後の展開はなんだか泣けるお話に。月を見ると思い出してしまうようになりました。この展開、他の映画でもよくあるのですが、自己犠牲と宇宙は切っても切れないものなのでしょうか。どの作品が最初だったんでしょうね。