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『オーバー・フェンス』映画のあらすじ&感想

2016年 オダギリ・ジョー主演。蒼井優の弾けた演技がさく裂。それでもオダギリ・ジョーの静かな演技がしっかりと受け止めていました。

あらすじ

妻に見限られて故郷・函館に戻った白岩(オダギリ・ジョー)は、職業訓練校に通いながら失業保険で生計を立て、訓練校とアパートを往復するだけの淡々とした毎日を送っていた。

そんなある日、同じ訓練校に通う代島にキャバクラへ連れて行かれた白岩は、鳥の動きを真似する風変わりなホステス・聡(蒼井優)と出会い、どこか危うさを抱える彼女に強く惹かれていく。映画com

感想

聡と書いて「さとし」と読む。変わった名前の女は、心が少し壊れていて危ういが、蒼井優の演技はその女性をとても魅力的な人物にしています。

また受け止めるオダギリ・ジョーは実はとても繊細な演技をしていて、私はこんなに演技のうまい役者はそういないのではないかと思っているぐらいです。

オーバー・フェンスとは、心に傷を抱えそれでも毎日を生きている白岩が何かを越えなければならないと思っていることが、職業訓練校でのソフトボール大会でホームランを打つこととリンクしているのをあらわしています。

彼は最後にフェンスを越える球を打つことができたのか・・

ここは大事なシーンになるためか、野球経験がなさそうなオダギリ・ジョーがバットの振りだけは素晴らしくきれいで、たぶんものすごく練習されたのだろうと感じました。

最後にそれが映画を締めるいい効果となっていたことは言うまでもありません。

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