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『鬼滅の刃 無限列車編』映画のあらすじ&感想

2020年 凄まじいスピードで興行収入記録を塗り替え社会現象となったこの映画。コロナ禍で鬱屈した子供たちに響くものがあったらしい。

あらすじ

鬼殺隊で鬼との戦いの日々を送る炭治郎。父から伝承した「ヒノカミ神楽」の秘密を知るのではないかと炎柱の煉獄杏寿郎を追って仲間たちと無限列車に乗り込む。

列車ではこれまでに何十人かの乗客が行方不明になっており、そのため煉獄が遣わされていた。

しばらくすると車掌が切符を切りに来た。すると、炭治郎たちも煉獄も深い眠りにつき夢の世界に入ってしまう。眠り鬼・魘夢の仕業だった・・。

感想

第一話しか見ていないまま、ふらふらと映画館に行ってしまいました。そう言うと息子(もう大人)が怪訝な顔をしました。何も知らず?嘘だろ、と。

観たあとで、いろいろ聞いたり調べたりして、ようやく「なるほど面白かったんだ」と気づきました。あとから気づくってどうなの?

鬼滅の刃をまったくみていない人が観ても楽しめます。が、知ったうえで行くのとでは大きく違うようです。

アニメーションとしては非常によくできており、特に無限列車の描写はとても迫力があります。これは劇場ならではです。

バトルのシーンも細やかで滑らかな動き。血の表現がリアルで効果的です。ただしこの血を小さい子たちも見るのかと思うとなんとなく心配ですが。。

声優さんたちも実に熱演されていて、特に炭治郎の花江夏樹さんはとても上手い。

それと、この社会現象は少しオーバーかな、と感じます。流行りものに敏感な人々が多いということでしょう。また映画館ジャックと言われるほどになってますので、お客にとっては選択肢が少ない、ということも理由のひとつですね。