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親愛なるきみへ/映画のあらすじ&感想

2010年 原題:Dear John  チャニング・テイタム主演。ニコラス・スパークス小説「君を想う夜空に」の映画化。

「Dear John」とは、アメリカで、女性から男性に送った絶縁状のことだそうです。もとは第二次大戦中に戦地の夫にさみしさに耐えかねた妻から別れの手紙を送るケースが相次いだため、一般的な男性の名前Johnを用いて1つの言葉として定着したものです。




あらすじ

ジョン(チャニング・テイタム)はアメリカ特殊部隊に所属しドイツに赴任していたが、休暇でサウスカロライナに帰って来ていた。

1人でサーフィンをしていたが、浜辺で女子大生サヴァナ(アマンダ・サイフリッド)に出会う。2人は恋に落ちるが、休暇の2週間が終わるとジョンは任務に戻らなくてはならない。

ジョンは1年で除隊することを約束し、2人は手紙を交わすようになる。そんなあるとき、9.11が起きてしまった。ジョンは任務の延長を申し出るしかなかった。

それからしばらくして、サヴァナから別れを告げる手紙が届いたのだった。

感想

原作はおそらく感動的で、完璧な物語なのだろうと予想できますが、映画の演出や脚本は、どことなくまとまりがなく、残念な仕上がりになっていると思います。

恋愛がテーマの映画というのは、実は雑に作っては元も子もなく、男女の気持ちの微妙な移り変わり、心の機微を丁寧に演出されなければならないものだと考えます。

このストーリーは実際にあるだろうなと思わせながら、それでも決してありきたりな話ではありません。その主人公たちの心がどう移り変わったのかを、もっと丁寧に見せてほしかった。

まず、なぜ彼女が別れを決めたのか、という最もこの映画の核心になる部分が曖昧で、観客の想像にまかされているのですが、ここはしっかり表現すべきところ。

いくら若いとはいえ、兵士の彼の帰りを2~3年待てないような人ではない、と思えるのでここは最後まで引っかかるところでした。

チャニング・テイタムにとってははまり役と言える特殊部隊の兵士で美人に愛される役。アマンダ・サイフリッドもとてもチャーミング。この2人の綺麗な絵に頼ってばかりではもったいなかったですね。