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ヒューマンドラマ

『7つの贈り物』映画のあらすじと感想/切ない秘密が隠されていた

2007年 ウィル・スミス主演。「幸せのちから」のスタッフが再結集。とてもせつないお話です。

あらすじ

海辺の家にひとり暮らすベン・トーマス(ウィル・スミス)は、全くつながりのない7人の名前の載ったリストを持っている。

彼らは、ベンが進める“ある計画”のために選んだ人々だった。ベンはある意思をもって、彼らの人生を変えるため計画を進めるが……。映画.com

感想

回想シーンの入れ方がほどよくミステリアスな、上手い脚本。ウィル・スミスがなんだか痩せていますが、その理由もあとから明らかに。

ここまでせつない話にしなくても・・と思わなくもないですが、それでも納得はできるストーリー。

原題の「Seven Pounds」とは何の重さなのかが、映画を観終わってから「ああ」と思い当たり、またせつなくなりました。

いつのまにかウィル・スミスは、ヒューマンドラマのほうが似合う演技派俳優となりました。

バッド・ボーイズの頃はただかっこよかっただけでしたが、いまやアメリカを代表する大俳優と言ってもいいでしょう。

この作品も、ほぼ全編ウィル・スミスの独壇場のような映画でしたが、それでも見飽きるということは無く、さすがだなと思わせるものがありました。