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『チャーリーとチョコレート工場』映画のあらすじ&感想

2005年 ティム・バートン監督。ジョニー・デップの才能が大きく開花しました。

デップ扮するウォンカの奇抜ないでたちや、チョコレート工場のキテレツでカラフルな映像からは想像もつきませんが、実は家族愛にあふれた感動作です。
チャーリーとチョコレート工場 (字幕版)

あらすじ

チャーリーは貧しいながらも祖父母たちと仲良く幸せに暮らしている男の子。あるとき拾ったお金で買ったチョコの中に「当たり」が入っていて、ウォンカのチョコレート工場に招待されることに。

ところが工場内に入ると様々なミッションがあり、他の子どもたちは脱落していきましたが、チャーリーはなんとか最後まで残りました。

ご褒美として、キテレツな姿の社長のウォンカが「工場の跡継ぎにする」と言うのですが、家族とは離れることが条件なので、チャーリーは断ってしまいます。

しかしその後チャーリーは、ウォンカは歯科医で厳しかった父親との確執がトラウマになっていると知り、父親との仲直りの仲裁をしてあげることに・・。

感想

家族が仲たがいをしたまま、心から幸せに暮らすことはできないんだ、と思います。

意外にハートウォーミングなお話だったこの映画ですが、キテレツな映像のみが印象に残るせいか、あまりそこが紹介されないのが残念です。

私は「シザーハンズ」に続くティム・バートンの名作だと思っています。色とりどりの工場やウォンカの奇抜ないでたちを楽しんで、それから心温まるストーリーに感動する。

そういう仕掛けがいっぱいの、盛りだくさんな映画です。

子供向け映画、というくくりにされることもありますが、まったくそんなことはありません。大人だからこそ感動する映画です。