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未来を花束にして/あらすじ&感想/無名の良い映画

こういう映画を紹介するためにこのブログを立ち上げたと言っても過言ではありません。
2015年公開 イギリス映画。原題:Suffragette 1910年代に婦人参政権を求めて戦った女性たちの物語です。Suffragette(サフラジェット)とは、婦人参政権論者のことです。

未来を花束にして(字幕版)




あらすじ

モードは幼い息子ジョージと夫と3人で暮らし、昼間は12歳の頃から働いている洗濯工場に勤めていた。当時の女性には選挙権もなく、職場でも男性よりもとても低い賃金、今で言うセクハラは横行し、酷い環境の中で生きていた。

あるときモードは街でショーウィンドウに石を投げる過激な活動家と遭遇する。たまたま同じ職場にもサフラジェットの活動に参加する同僚がいた。

最初は無関心だったモードだが、あるとき「別の生き方があるかもしれない」ということに目覚め、次第に運動に参加するようになってく・・。

感想

日本ではまったく話題にならなかった映画です。しかし本当にいい映画。ほんとうに映画を見たなあ、という思いに満たされる。キャリー・マリガンという女優さんがまた、顔がかわいいのですが、それに反しセリフがとてもドスが聞いていて素晴らしいです。

婦人参政権運動、というと女性が虐げられていて暗いつらい映画なのかな、と思っていましたが、物語の展開にメリハリがあり、クライマックスに火を使っていたり、虐げられる洗濯会社の映像が明るい、主人公の貧しい洋服がそれでもデザインが素敵、など暗い要素がほとんどない仕上がりになっています。

こういう無名の良質の映画を紹介するために、私はこのブログを作ったのかな・・と気づかせられた、そんな1作でありました。

Suffragetteという題を「未来を花束にして」に変更したのは、大人の事情だったのでしょうけど、Suffragetteの連帯を示す「花」を邦題に入れたのは、こだわりの選択でしたね。

モードは英国王に直訴しようとダービー会場に仲間と紛れ込みます。そのときにかぶっていた帽子には、可憐な青紫の花が飾られていました。


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