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ファンタジー

『シャーロットのおくりもの』映画のあらすじ&感想

2006年 1952年に出版された児童文学で、全世界4500万部のベストセラーとされている作品の映画化です。ポスターではちいさくてよくわかりませんが、シャーロットは蜘蛛ですよ。

あらすじ

田舎町に住む少女ファーン(ダコタ・ファニング)はあるとき家で生まれた豚の1匹を引き取り、ウィスパーと名付け可愛がっていた。

大きくなってきたウィスパーは近所の農場に売られることになった。農場に住むいろんな動物たちと最初は馴染めなかったが、メスの蜘蛛のシャーロットが話しかけてくれ、その後友達になっていった。

楽しく暮らすウィスパーだったが、ある日自分はハムやソーセージにされる運命で、クリスマスまで生きられないと知る。しかしシャーロットはなんとかウィスパーを助けようと考えをめぐらすのだった・・。

感想

とてもいいお話しで、生き物の命について子供も大人も考えさせられる素晴らしい児童文学なのですが、難を言えば蜘蛛がグロテスクすぎる・・。

シャーロットの吹替はジュリア・ロバーツで、日本語でも鶴田真由が優しい声でしゃべっているのですが、何と言ってもあの姿かたちが。

画像が鮮明で再現性が良すぎて、蜘蛛が嫌いな人にとっては怖くてストーリーが頭に入らないと思われます。

とは言え、蜘蛛のがストーリーの鍵になっているので、作る側としてはこの辺りは譲れない線だったのかもしれません。

生き物の命の大切さ。そしてそれを人間はいただいて生きている、生かされている。生きていることそのものの素晴らしさにまで考えが及ぶ深いストーリー。

虫たちがまだ身近な友達である子供たちにはぜひ見せたい作品ではあります。