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『グリンチ』映画のあらすじ&感想

2018年公開。クリスマスに観る映画にぴったり。このグリーンの生き物は心をほっこりさせます。ストーリーは正統派、観なくてもわかるぐらい。でもきっと毎年観たくなる。あまりにも美しいクリスマスの様子がほんとに楽しそうで。
グリンチ (字幕版)

あらすじ

グリンチは犬のマックスと山の洞窟に1人で住んでいる。

村ではクリスマスの準備でみんなわくわくしているが、グリンチは人の幸せが大嫌い。それというのも、小さい頃から独りぼっちだったグリンチには悲しいクリスマスの思い出しかなかったからだ。

トナカイのフレッドも仲間になり、グリンチは色とりどりに飾られた村の家々から、クリスマスを盗んでやろうと計画する・・。

感想

いったいなんの生き物なのか、何の職業なのか、発明家なのかグリンチは。なんで緑の毛のパンツ履いてるの?などという真面目な疑問はちょっと置いといて。

とりあえずこの映画はクリスマスを待っている時に見る最高の作品です。

だからストーリーは深く追求せずに鑑賞しましょう。最後にほっこりするのは間違いないですし。

見どころはなんといってもCG。クリスマスはもともと絵空事なのですから、人間が想像出来うる限りの楽しいクリスマスの飾りつけや、村の灯りの色とりどりで美しい様子は、それだけで「ああ、クリスマスか」と大人が日頃の嫌なことを忘れるのに十分です。

グリンチのグリーンの毛並みの柔らかさや、ソリが疾走するときのスピード感、パウダースノーの質感なんかも伝わってくる。細かいところに行き届いている仕掛けと鑑賞者を快感にさせる物たちの早くて味のある動き。

お金があるからとはいえ、凄いものは凄い。

もともとはアメリカでは誰もが知る児童文学だったようですが、「グリンチが何者」か教えられなくても次第にグリンチはグリンチだと納得していくから不思議。

あんな中年のおじさんいるなあ、という親近感が湧いてきます。ハートが小さくて、ちょっとへそ曲がりな人。どこにでもいますね。

全編を通してザ・クリスマスという絵なので、例えばクリスマスパーティでエンドレスで流しておく映像としてはほんと最高だと思います。

グリンチの声を演じたベネディクト・カンバーバッチ。上手いけど、声質は大泉洋のほうが合ってたかも。ただし、ベネディクト版のほうが誇り高い感じに思えます。大泉版はおもしろおじさんですね。


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