2017年公開。 美しい画像と心地よい展開の映画です。大人でも思わず泣けます。
あらすじ
天才的なギターの才能を持つ少年・ミゲルはミュージシャンを夢見ていた。
しかし、過去の悲しい出来事で家族が不幸になってしまったことがあり、一族には音楽禁止のおきてがあった。
ある日ミゲルは、あこがれの伝説のミュージシャン・テラクルスの霊廟に飾られていたギターを手に取ってしまう。
するとミゲルは突然、美しい「死者の国」へ迷い込んでしまった。ミゲルはそこで出会った孤独なガイコツのヘクターに協力してもらい、人間の世界へ戻る方法を探すのだった。
感想
あまりにも骸骨ばかり出てきて最初は違和感がありましたが、だんだん慣れていきました。
リメンバー・ミーという題にぴったり合った内容で、展開も早く、クライマックスでは涙せずにいられない、とても感動できる作品でした。
予想できるどんでん返しでしたが、気持ちいいツボを押さえられたような流れで、ほんとうにうまく作るなあ、さすがアカデミー賞、と感心しました。
吹き替えの日本人キャストさんたちも、とても頑張ってたと思います。ミゲル役の石橋くん、歌うまの一般人だったそうですね。セリフがいまひとつながら、お待たせしました、とばかりに歌うシーンはやはりよかったです。
メキシコのお盆にあたる、死者の日。ほんとうにきれいな画面で、こんな国がほんとにどこかにあるような気がしてきます。
エンドロールの最後に出る、先人の写真。亡くなった人びとは、黄泉(よみ)の国で、私たちが思い出すのを待ってくれているのかな、とそんな気持ちになりました。