あのとき見逃した映画は名作だったかもしれない
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『天気の子』映画のあらすじ&感想

もう一度見たくなる映画、とでも言いましょうか。あの曲たちが流れ、心地よい雨の音が流れる空間に、もう一度身を置きたくなります。新海誠監督作品 天気の子 公式ビジュアルガイド

前作の「君の名は。」は社会現象になるほどブレイクしましたが、そのあとの作品をどうするんだろうと心配していました。ほんとうに監督の作りたいものが作れているんだろうか、とちょっとどきどきしながら、映画館に行きました。

あらすじ

神津島に住む高校1年生の少年・帆高(ほだか)は家出して東京に着いた。どうしても島から出たかったのだ。

しかし16歳ではなかなか仕事も見つからず、船の中で知り合ったライターの須賀を頼って住み込みで取材を手伝うようになる。

この年、東京は数か月にわたって雨が降るという異常気象だった。ある時知り合った陽菜(ひな)という少女が100%の晴女だと知り、天気を晴れにするネットビジネスを始めることになった。

順調に晴れの天気にしていく陽菜だったが、次第に陽菜は自分の体が薄く透明になっていくのに気づいた・・。

感想

ネット世界の評判は、何故かあまり良くありません。「君の名は。」の存在が大きすぎるのでしょうか。私はクライマックスでとても感動し、涙が止まらないぐらいだったのですが。

「天気の子」は新開監督の今の心情をそのまま表した作品ではないかと思っています。大雨というリスキーな設定を使ってでも表現したかったこと。

大人の世界、大人の事情はいろいろある。だからまっすぐに突き進もうとすると邪魔される。だけど、僕は、もう一度会いたかっただけなんだ!

何かに邪魔される土砂降り雨の中の新開監督。それでも僕はこのことをみんなに伝えたいんだ~!と言っているように私には聞こえました。

これからご覧になる方、どうか気持ちをニュートラルにして、作品を鑑賞してほしいです。