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『Vフォー・ヴェンデッタ』映画のあらすじ&感想

2005年 ウォシャウスキー姉妹が製作・脚本を手掛けています。わくわくも大いにしましたが、ん?と当惑する部分もありました。

あらすじ

第三次世界大戦後、ファシズム国家となったイングランド。

伝説の革命家ガイ・フォークスの仮面を付けた謎の人物V(ヒューゴ・ウィーヴィング)に、
放送局に勤めるイヴィー(ナタリー・ポートマン)は危ないところを救われ、Vの隠れ家で暮らすことに。

Vは電波ジャックなどで国家の異常さ国民に訴えかけ、また独裁者サトラーの党幹部たちを次々と血祭りにあげていた。

イヴィーはVの行動を知るにつれ、好意を持ちながらも嫌悪感を抱き、隠れ家から逃げ出すのだった・・。

感想

見どころは何と言っても、Vの身体能力。ヒューゴ・ウィーヴィングはかつて「マトリックス」のエージェント・スミスを演じた人ですが、この映画では一度も仮面を外さず、セリフはあとでアフレコしています。

そのVの動きの俊敏でかっこいいこと。このときすでに年齢は45歳ぐらいですが、鍛えられたというだけでなく、その動きそのものが、いかにもヒーローらしく、素晴らしいのです。それだけで一見の価値ありかも。

ただしストーリーは、とても面白いのですが、拷問のシーンなどが納得できないところもあり、どことなく違和感もつきまといます。

爆破シーンもリアルで、実際のテロ事件を彷彿させるシーンだとして公開延期になったりして話題も尽きません。この映画は、すべて仮の話として理解することが必要になるのでしょう。

現実世界では、世界のいろんなデモなどでガイ・フォークスの仮面をつけているのをニュースで目にしました。コミックのキャラクターですが、インパクトがあり、怖さもあります。

映画やコミックを、ただそれを楽しむだけでいたいと思っても、世界の状況が許さないのは残念なことです。

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