1996年 トム・クルーズがイーサン・ハントを演じた最初の作品。監督はなんとブライアン・デ・パルマ。スタイリッシュで緻密で実によくできたサスペンス。
ゴースト・プロトコルを観るまでは、これがシリーズ最高傑作だと思っていました。この頃トムはまだ若者ですが、ジョン・ボイトの渋い演技が映画全体を重厚にしています。
あらすじ
諜報機関IMFに所属するジム・フェルプス(ジョン・ボイト)のもとに新たな指令が届く。その内容は、東欧に潜入中のCIA諜報員のリストを盗んだ米大使館員とその取引相手を捕らえることだった。
しかし作戦内容は敵側に筒抜けで、フェルプスを含むIMFメンバーのほぼ全員が殺されてしまう。唯一生き残った諜報員イーサン・ハント(トム・クルーズ)はCIAから内通者と誤解されながらも、真相を突き止めるべく奔走する。映画com.
感想
ミッション・インポッシブルはもともと「スパイ大作戦」という邦題で日本でも長い間放映されていたアメリカのテレビドラマです。
スパイたちに指令が下り、そのテープは5秒後に消滅するのはおなじみの展開。さらにあのテーマ曲。これが昔から受け継がれていますが、実にシビれます。
イギリス発の「007」といろいろ共通点がありますね。違うところは、トム主演で映画化されて以降、主人公はトム・クルーズというところ。
2023年のデッド・レコニングでもトムのキレキレアクションが観られました。
その原点であるこの作品。トムの体を張った超絶アクションに加え、どんでん返しのストーリーはただのアクション映画とは一線を画す、デ・パルマ監督のマジックだなと感心します。
世界を舞台にした、アクション超大作のこのシリーズですが、これからもM:Iの原点であるミステリアスな世界観を失わないでほしい。
まだ未見の方、これ以上のあらすじを検索せず、映画をご覧ください。