2007年 ボーン・シリーズがアクション映画を変えたらしい。シリーズ3作目、すべての謎が明らかになる。
ボーン・アルティメイタム (字幕版)
あらすじ
CIAの秘密プロジェクト・人間兵器を製造する「トレッドストーン計画」第一号だったジェイソン・ボーン(マット・デイモン)。ある任務がきっかけで記憶を失い、そのためCIAに命を狙われていた。
現場責任者だったコンクリンを追い詰めることはできたが、彼は抹殺される。トレッドストーン計画は闇に葬られるかと思われたが、イギリスの新聞記者サイモンが嗅ぎ付けスクープする。
ボーンはサイモンに接近するが、寸でのところでCIAのスナイパーに撃たれてしまう。最後にサイモンはトレッドストーン作戦の次の段階の「ブラックブライアー作戦」が発動された、と言い残す・・。
感想
通常のアクション映画は1000カットぐらいだそうですけど、なんと4000カットもあるらしい。確かに、目まぐるしい映画でした。
どのシーンも、瞬きすらできないくらい。男女が見つめ合うシーンでさえ息をのむ感じだし、暗殺者との雑踏のなかでもアクションや、駅などものすごい人ごみの中での息詰まる場面では、見てるうちにへとへとに疲れてしまう感じでした。
クライマックスのあと、映画が終わると直後にあのいつものテーマソングが。Moby 『Extreme Ways』。うーん、ぐっときます。
このアルティメイタム以降、この演出を踏襲した映画が増えるそうです。なるほどこれが最初だったんですね。
2作目のスプレマシーにしても、雑踏の中でのボーンは天才的な動きをします。実際こんなことできるわけがないのかもしれませんが、そこは映画です。
マット・ディモンならできる気がしてくる。ボーンと一体になっている。ボーンは私たちの中に新しいアクションの感動を植え付けてくれました。
映画ってすぐに忘れる作品も多いけど、「印象に残る」という作品の代表格でしょう。